リモートPCアレイ
ハイパーバイザー不要の低コストVDI
リモートPCアレイとは
「リモートPCアレイ」は、1ユニットの筐体に複数の物理PCカートリッジとデスクトップ仮想化(以下、VDI)に必要なコンポーネントを搭載したリモートアクセスソリューションです。アセンテック株式会社の20年以上の仮想デスクトップ販売、構築経験に基づき、開発されました。
仮想デスクトップは、セキュリティ、テレワークに優れたソリューションですが、構築、運用には、高度なスキルを要するエンジニアと長期にわたる構築期間が必要でした。これらの課題に対して、安全性を担保したまま、導入コスト低減、導入期間短縮、保守運用性の向上を追及したのが、リモートPCアレイです。1ユーザーが1リソース(PCカートリッジ)を占有することにより、シンプルさを実現し、仮想デスクトップの導入やテレワーク環境構築の課題を解決します。
利用イメージ
リモートPCアレイの特徴
-
初期導入コストを大幅削減
ハイパーバイザーが不要のため、一般的なVDI導入コストと比較して、1ユーザーあたりの導入コストを約50%削減。
-
設計構築期間の短縮
ハイパーバイザーが不要、かつ、パフォーマンスサイジングも不要のため、一般的なVDI設計構築期間と比較して、約70%短縮。
-
パフォーマンス障害の低減
1ユーザーにつき、1PCカートリッジを物理アクセスで割り当てるため、他ユーザーの負荷干渉はありません。ハイパーバイザーの利用もないため、パフォーマンス障害の原因の多くを排除。
-
保守運用コストの削減
一般的なVDIと比較して圧倒的に稼動コンポーネントが少なく、また、ハイパーバイザーが不要なため、保守運用コストを低減。
-
容易に拡張可能
ダウンタイムなしで、ユーザー数に応じてシャーシを追加するだけで、容易に拡張可能(1シャーシ単位)。
-
ACMによる管理
Atrust Chassis Manager(ACM)は、リモートPCアレイを管理するためのツールです。筐体に直接KVMを取り付けて管理するLocal ACMと、ネットワーク越しに外部から複数を管理するRemote ACMがあります。
ACM(Atrust Chassis Manager)の機能詳細
シャーシ管理 | PCカートリッジ管理 |
---|---|
・筐体情報(Firmware、ファン状態、電源状態、湿度) ・Firmwareアップデート ・ACM管理IP設定(DHCP/固定IP) ・シャーシの障害通知 ・メール通知 ・SNMPTrap ・ユーザーアカウント管理(ACMユーザー) |
・電源ON/OFF ・OS操作 ・シャットダウン、再起動 ・ホスト名変更、ADに参加 ・IP/Gateway設定 |
スイッチ管理 | |
・スイッチ設定 |
導入支援サービス
導入時のネットワーク接続設定から運用までトータルでサポート!
導入・運用の課題解決に向けてコンサルタント、エンジニアが支援します
-
テレワークを導入したいけど、何から手を付ければよいか分からない…
-
導入後の管理が不安…。
どのように運用すれば良いの? -
環境設定はどうすれば?
セキュリティは大丈夫?
「リモートPCアレイを活用したテレワーク / リモート環境を構築してニューノーマルな働き方を進めていきたいが、何から始めてよいか分からない…。」といったお困りごとは、ぜひ当社にご相談ください。導入及び運用に関する課題解決に向けてコンサルタント、エンジニアが支援し、お客様に最適なニューノーマルな働き方をご提案します。
導入支援サービス内容
-
導入検討
当社の専任コンサルタントがお客様の困りごとや現在のご利用状況をヒアリングし、導入に伴う課題解決をサポートします。
- 利用方法
- ネットワーク構成
- 機器構成(リモートPCアレイ、周辺機器など)
-
機器設置
当社のエンジニアがお客様に最適な利用環境をご提案します。
- 本体マウント
- ケーブル接続(AC、LAN)
- キーボード / ディスプレイ接続
-
初期設定
運用を始める際に必要なネットワーク設定などを、当社の豊富な知見を活かし幅広く支援をします。
- マニュアル / インストーラー手配
- IPアドレス設定
- スイッチ設定
- OSインストール
- 初期セットアップ
-
運用
導入後も安心して運用できるよう充実したサポート体制を備えています。
- 運用マニュアル作成
- 問い合わせ対応
- 利用者に対する説明
WinActor × リモートPCアレイ
リモートPCアレイを活用してWinActor(RPAツール)の運用を最適化・効率化
WinActor(RPAツール)の実行版のライセンスを物理PCで利用する場合、同一環境(解像度)のパソコンの用意や実行機用の普段使いできないパソコンにデスクのスペースを取られるといった課題が発生します。リモートPCアレイは最小化したパソコンの集合体なので、集約することで設置場所の緩和、解像度の違いよるシナリオ不良のリスクを回避できます。
通常利用時 | リモートPCアレイ活用 |
---|---|
ライセンスごとにPCを設置する必要があり |
リモートPCアレイに集約することで |
解像度などが同一のPCでないと |
同一解像度、同一環境で利用可能なため |
PCごとに環境設定、障害対応が必要で |
環境設定、障害対応は |
リモート環境が整備されていない場合、 |
リモートPCアレイによる仮想デスクトップ環境構築で |
製品ラインナップ
関連ソリューション
お問い合せ先
株式会社ニーズウェル
〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町4-1
ニューオータニ ガーデンコート13階
- TEL
- 050-5357-8344
- FAX
- 03-6265-6764